May.'07
ブルガリアは東西の要衝であったことから、多様な文化の影響と侵略を受けました。
その遺跡はソフィア、プロヴディフをはじめとする、古くから都市が形成されていた街で見ることができますが、中でもプロヴディフは古都の雰囲気を残しつつ、ブルガリア第二の都市としての機能も備え、交通の便もいいことから、観光の拠点にも適しています。
旧市街地の古代都市遺跡めぐりに飽きたら、フレスコ画の美しい郊外の寺院に足を伸ばしてみてはいかがでしょう。
他国からの長きにわたる支配の中で、人々の拠りどころとなったのが宗教でした。
10世紀に創立したブルガリア正教の総本山、リラ修道院はその象徴的存在として、キリスト教やブルガリア語の書物を読むことを禁止されたオスマン・トルコ時代をも経て守り継がれてきた、ブルガリア最大の教会です。
要塞色の強い建物の内部は美しい壁画で彩られ、イコンや古文書などのコレクションも豊富。歴史的価値はもちろん、芸術的観点からも評価が高く、世界遺産に登録されています。
また、同じく世界遺産に登録されている、11世紀創建のボヤナ聖堂も見事なフレスコ画で有名な教会です。
最高の品質を誇るローズオイルの大半が、ブルガリア中央に位置するバルカン山脈南麓「バラの谷」で産出されます。
バラの谷南部に位置するカザンラックは小規模ながら古くからバラ産業で栄えた町。
バラの開花時期に合わせて開催されるローズ祭は、民族衣装を着た地元の人がバラを摘みながら歌い踊るイベントで、近年観光の目玉として人気を集めています。また、バラを使ったケーキやワインなども振舞われます。
尚、カザンラックには極彩色の壁画で彩られた、世界遺産のトラキア人の墓地があります。
写真提供:Plovdiv Guide
ブルガリア共和国
Republic of Bulgaria
ソフィア
ブルガリア語
レフ
-7時間
サマータイム時
-6時間
夏 20度
冬 -2度